愛山渓温泉〜永山岳〜当麻乗越〜沼ノ平周遊コース2007年
                                                                2007. 09.23  


コースタイム(休憩時間を含む)

登山日 2007年09月23日
                                     
愛山渓温泉登山口 05:30  村雨ノ滝 06:40 永山岳 09:10 (大休止) 永山岳発 10:10 安足間分岐 10:50  (大休止)  安足間分岐発 12:00

当麻岳 13:10  (途中30分昼食休憩)  当麻乗越 14:00 沼ノ平 15:00 三十三曲入り口 15:50 愛山渓温泉登山口  16:30

     『行動時間 11時間  休憩2時間40分を含む』 



【ひとくちメモ】

  登山口は愛山渓温泉前からとなります。 駐車スペースはかなり広くありますが、紅葉シーズンには凄い混みようで、登山当日は朝5時15分頃に
  到着しましたが、既にかなりの台数が駐車中でした。 札幌から日帰りで到着可能な時間帯には満車となる可能性大のため、前日は当麻の道の駅
  にて車中泊としました。(国道沿いでしたが、騒音もさほど気にならず、結構快適でした。)
  登山道は沼ノ平から三十三曲付近を中心として、有名なドロドロの登山道が続きます。 この区間は、登山靴より長靴が絶対的にお薦めです。
  登山口にはトイレが設置されていますが、小さいため混雑していますのでお薦めできません。 愛山渓温泉の脇には汚れた靴を洗う場所が設置
  されていますので、感謝して使わせて頂きましょう。
  
  


 
 紅葉シーズンとなり、何処か大雪周辺で紅葉の綺麗な場所を検討した結果、愛山渓から安足間岳周辺へ出かけることとなりました。 同行者はいつものMarikkaさんと、Marikkaさんと同じ会社にお勤めのHaさんとHaさんのお嬢さんの4名です。
 前日夕方に当麻の道の駅に集合し、車中泊となりました。
 当日は、駐車場の満車を予想して朝4時半に当麻を出発し、5時過ぎにに登山口に到着しましたが、既に駐車場は沢山の車が停まっており、誘導員の指示に従っての駐車となりました。
 
 
 
 

 愛山渓温泉から少し進んだ登山口で入山届けに記入して出発します。 朝5時半過ぎですが既に沢山の登山者が入山しているようです。 深い林の中を進み、鉄で出来た橋を渡って本格的な登山道に取り付きます。 すぐ沼ノ平へと続く三十三曲コースの分岐に到着しますが、今回は村雨ノ滝コースから永山岳方面を目指します。
 登山道は、渓流沿いに続き、途中美しい渓流や滝を眺めながらの登りとなります。 


 

 やがて最初の難所となる村雨ノ滝の横の岩場に到着します。 短い岩登りとなりますが、足元が濡れているので滑りそうです。 三点確保しながら慎重に通過します。 登り切ると広い河原に到着し、永山岳方面へ向かう道と、沼ノ平へ向かう道の分岐となります。  河原から永山岳への登りは、泥の滑りやすい道と岩が多い急登が続きますが、高度を稼ぐとともに眼下に美しい沼が広がってきます。




 つつら折りの急登を登って行くとやがて、永山岳が見えてきます。 永山岳が見え始める頃からは登りがやや緩やかとなり、岩が多い火山特有の地形が現れ始めます。 今日は天気は良いのですが、気温が低く、愛山渓温泉の登山口の気温は3度だっただけあって、高度が上がるに従って、道ばたに白い霜柱が目立ってきました。




 岩の多い斜面を登り切ると、永山岳到着です。 稜線の向こうには鋭い吊り尾根が特徴の愛別岳が見えています。 同行のMarikkaさんは、今日は愛別岳にも登るのが目的で、軟弱な私と足を痛めたHaさん親子はMarikkaさんが愛別岳から戻るまでゆっくりと紅葉と周辺の散策を楽しむこととします。 




 愛別岳から安足間岳分岐までの間には地形図には記載されていないものの「国立峰」と呼ばれる立派なピークがありますが、山頂標識もなく登山者はみな素通りしてしまいます。国立峰を越えると安足間岳への分岐の標識が見え、いっそう愛別岳の険しい姿が鮮明となってきます。 切り立った山頂を望遠レンズで撮影したところ、登山者の姿を捕らえることが出来ました。


 

 愛別岳から戻ったMarikkaさんさんと合流し、安足間岳を経由して当麻岳、当麻乗越を目指します。 安足間岳を越えると、旭岳が間近に見え、裾合平方面に素晴らしい紅葉が広がっています。


 

 当麻岳とその手前の岩場で一部登山道が不鮮明な部分があり、崖をよじ登る場面もありましたが、素晴らしい紅葉を眺めながらの稜線歩きが続きます。 当麻岳を過ぎてからは一気の下りとなります。


 

 当麻岳を下りきり、斜面がやや緩やかとなったあたりにはウラジロツヅが綺麗に紅葉し、鮮やかな赤い「絨毯」が広がっていました。 昨年は訪れた赤岳では既に茶色く変色していましたが、今年は本当に鮮やかなウラジロツヅを見ることが出来ました。




 

 途中で遅い昼食を済ませ、午後2時にようやく当麻乗越に到着です。 この頃になると天気がやや下り坂となり、旭岳の山頂に雲がかかってきました。 当麻乗越しを過ぎてから、登山道は徐々に泥濘となり、悪名高きドロドロの登山道となってきます。 泥の足元に気を取られつつ美しい沼が見え隠れする登山道を日没の時間を気にしながら急ぎます。

 

 沼が近づくに連れて、泥の登山道はやがて木道へと変わります。 丁度古い木道を新しい物へ取り替える工事中で、木道の脇にはヘリコプターで運搬するように網で包まれた建築資材が沢山置かれていました。 美しい木道の沼歩きが終わると、また泥の登山道へと替わり、やがて三十三曲がりと呼ばれる急な下りへとなります。 流石に三十三曲がりを下りきる頃には足に疲れが出で最後はヘロヘロ状態となりました。
 日頃の不摂生が祟って最後の下りでは少々バテましたが、素晴らしい紅葉が堪能できた山行となりました。

GPSトラック(一部データが飛んでいます)




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