花のオロフレ山 1230.8メートル
                                                                2004.06.13  


コースタイム(休憩時間を含む)

登山日 2004年06月13日
登山口駐車場  09:30  955m広場  10:58  山頂  12:03 
  『登り 2時間33分』 
  山頂  14:10  955m広場  14:40 登山口駐車場 15:34
 『下り 1時間24分』
【ひとくちメモ】
 登山口は、オロフレ峠展望台の売店横にあります。 オロフレ峠は、以前は国道沿いにありましたが、新しいトンネルが出来て現在は峠で行き止まりとなっています。
 今回訪れた6月上旬には、展望台売店は閉店中でしたが、売店横のトイレは使用可能でした。
 登山道は特に危険な場所はありませんが、羅漢岩付近は山頂に向かって右下がスッパリ切れ込んでいますので、充分注意が必要です。 また、山頂直下には岩が
多い険しい登りがありますので慎重に通過しましょう。
 上記のタイムは、途中花や景色を楽しみながら集団でゆっくり登った時の物です。 普通は、登り1時間30分、下りは約1時間といったところでしょう。


 
 今日は山の仲間と見頃を迎えたお花を楽しみながら、時間を忘れてゆっくりとオロフレ山へ登ることとなりました。 メンバーは、総勢12名と久々に大人数での登山です。 当日は、シラネアオイの絶好の見頃ということもあり、50名と30名程度の団体も来ていて、登山道はまるで「銀座」状態で、渋滞する勢いです。 
 

 
 朝方はどんよりと曇っていた空ですが、今日のメンバーは皆さん「晴れ女・晴れ男」ということで、登山口駐車場に到着する頃には見事な青空が広がりました。 以前は売店の中に登山届けの記帳場が設けられてありましたが、今日は売店が開いていません。 冬季?!休業中なのか、閉店したのかよく分からない状態です。 登山口で、Shimさんから地図とコンパスで山頂の方向を見極める講習を受けます。 普段何気なくやっている「地図読み」ですが、こうとう機会に改めてお復習いすることが大切と感じました。
 登山口を登り始めると、すぐにシラネアオイの群生に出会いました。 事前の情報によると、先週の段階で既に花の時期が終わりかけているとの事でしたが、充分綺麗なお花が残っていました。

 

 シラネアオイの群落を楽しみながら、ゆっくりと緑の回廊のような登山道を進みます。 やがて目指す山頂が見えてきました。山頂の脇には以前登った時には見られなかった大きな崩落の跡が無惨な姿を見せています。 あれ以上崩落が進まなければ良いのですが。  ゆっくりと登る我々には、沢山の登山者が追いついてきます。 その都度メンバーに声を掛けて道を譲ります。 我々も普段は道を譲ってもらうことが多いのですが、今日は日頃の恩返し?!とばかり、極力気持ちよく道を譲ります。 

 

 途中岩が飛び出している展望台に登ります。 岩の苦手な私は登らず、下でお留守番です。 メンバが展望を楽しんでいる間にも、下から続々と登山者が追い抜いて行きます。 しばしの休憩の間に登山道を見渡すと、イワカガミが笹の葉に紛れて登山道の斜面に沢山花を付けています。 やがてメンバーは最後の急登に差し掛かります。 上からは沢山の人が降りてきていて、しばし降りる人を優先して登山道脇で待機します。

 

 ようやく「渋滞」をすり抜け、急登を登り切ると、目の前に洞爺湖の水面が飛び込んできます。 やがて人で溢れる山頂到着です。 通常タイムより1時間遅れでの山頂到着となりました。
 今日は羊蹄山山頂には雲が掛かっていますが、噴火湾越に駒ヶ岳、雄鉾岳、札幌方面、夕張方面の山々が美しい稜線を見せてくれています。 山頂の僅かなスペースを見つけ、お昼の支度に取りかかります。 今日のメインデッシュは、定番のウインナー入りラーメンです。 ゆっくりと景色を楽しみながら山頂での昼食を楽しみます。 ザックの中からは色々なご馳走や飲み物が飛び出し、あっという間に2時間が過ぎていました。 宴会が終わる頃には先程山頂に溢れていた人もまばらになり、我々と後1グループを残すのみとなりました。
 下山も登りと同様にゆっくりと花を眺めながらの下山となりました。
 
下山後は、新登別温泉「いわた」で汗を流して帰路に付きました。 今日は天候にも恵まれ、のんびりとした楽しい山行となりました。 皆さんお疲れ様でした <(_ _)>
途中で出会ったお花たち



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