伊達紋別岳〜太陽の園コース 714.6メートル
                                                                2003.8.17  


コースタイム(休憩時間を含む)

登山日 2003年08月17日
登山口 09:45  3合目 10:09 5合目 10:20  7合目  10:40 前紋別岳 11:00 山頂 11:10
   『登り 1時間25分』
山頂 11:30  前紋別岳 11:40 7合目 11:55  5合目 12:05  3合目 12:13 登山口 12:20
   『下り 50分』
【ひとくちメモ】
  太陽の園に入り口付近に登山者専用の駐車場がありますので、迷惑にならないように、かならずこの場所に停めましょう。
登山口は、少し先の管理棟の右側にあります。 車は登山口から入山届けのボックスまでは、少々距離があります。
  7合目からは登山道の雰囲気が変わります。 風の強い日は危険ですので注意が必要です。

伊達紋別岳の登山道は、国土地理院の地図に記載されていません。

 お盆休みの最終日、以前から気になっていた噴火湾沿いの伊達紋別岳へ登ることにしました。 今回は、「原点」に戻って、久方ぶりの「一人歩き」です。
 登山口は、福祉施設の「太陽の園」を目指して行けば迷わず行けるでしょう。 国道37号線にも大きな看板があります。 登山口から少し登ったところに登山ポストが設置されていますので、きちんと記入して行きましょう。
 しばらくは、植林された松林の中を進みます。 やがて登山道の荷傾斜が増し始めると松林は広葉樹林に変わっていきます。 登山道には、地元の「歩くスキーの会」の皆さんが取り付けた、各合目を指す標識がきちんと設置されていて、どのくらい登ってきたのかが一目で解ります。 3合目を過ぎた頃から展望が開け始め、近くの有珠山、昭和新山が目に飛び込んできます。
 しばらくは、やや急な斜面が続きますが、しばらく行くと雑木林の中の気持ちよい登山道となり、木立の中の柔らかな日差しの中でのんびりと登っていきます。
 途中の、ガンバレ岩を過ぎるともうすぐ7合目です。 今日は登山口付近は良いお天気でしたが、7合目に近付くにつれて天気の様子がだんだんおかしくなってきました。
 
 7合目から道を大きく左に曲がり、笹の斜面の尾根歩きとなります。 ここからは登山道の雰囲気が今までと一変して、まるで別の山に来たように感じます。 当日は、7合目から急に風が強まり、どんどんと雲が尾根に流れ込んでいました。 7合目入り口にも書いてありますが、風向きによっては強風時の登山は危険なので、安全を確認してから登りましょう。 尾根の右側はかなりの急斜面となっていて、転落しないように注意しながらアップダウンを繰り返す尾根道を登ります。
 風の強さと、押し寄せる雲の量が、がどんどん酷くなって来ました。 途中からはとうとう視界が利かない「乳白色の世界」となってしまいました。 やがて、前紋別岳への到着です。 前紋別岳の山頂がこの登山道の最高地点です。 ここから尾根を下り、伊達紋別岳山頂を目指します。 緩やかなアップダウンを繰り返し、シラネアオイの丘を過ぎてひと登りすると、山頂に到着です。 山頂からは晴れていれば噴火湾や有珠岳の雄大な展望が楽しめるはずでしたが、生憎今日は有珠山方向の視界が僅かに開けているだけです。
 展望が利かない山頂で、やや早い昼食を済ませ、山頂滞在時間20分で下山。 今回は、生憎の天気だったが、この登山道ならかなり寒くなっても登る事が出来そうなので、また晩秋に訪れることにしました。 
 





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