恵山〜海向山
恵山(618メートル) 海向山(570メートル)
      2001.10.21 





賽の河原駐車場発 8:05
恵山山頂着 9:05
恵山山頂発 9:15
賽の河原駐車場着10:00


賽の河原駐車場発10:20
465メートル峰10:55
海向山山頂着11:25
海向山山頂発12:15
賽の河原駐車場13:05

 道南の遅い紅葉を楽しむため,ネット仲間をお誘いして恵山・海向山への登山を企画したところ,道央からHasega御夫婦,Koya師匠,Kさんと相棒?のプリティー改め,クオリティーKobutaさん,地元からどさんこのり御夫婦,Mcはまーさんの参加を頂き,楽しい山行となった。
  前日夕方にKoya師匠以外の全員が我が家に集合し,前日の打ち合わせと称して,懇親会がスタート。 のり妻さんお手製の「闇鍋」とみなさんから頂いた差し入れで、豪華な食卓となった。日頃ネット上で交流を深めているせいか,初対面どうしの方もいるのだが,全く違和感なく楽しい宴会となった。 途中地元ネットのボス,Sakagu親分が乱入して,一気に宴席が盛り上がる。 Kさんとのトークバトルは,吉本興業のオーディションでも充分通用するほどの凄まじさで,全員涙を流して笑いこけてしまった。
  宴会は,明日の登山を控えて,11時にはお開きにする予定だったが結局終了が12時半となり明日が少々心配である。  今回は,自宅を「簡易宿泊所」として利用してもらい,全員寝袋持参で眠りに付いてもらう。  
  翌朝は,午前5時に起床を予定し,6時半前には出発の予定だったか,前日の夜更かしがたたり,結局自宅出発が遅くなってしまう。  Koya師匠と恵山の賽の河原駐車場で7時半に待ち合わせの約束をしていたが,遅刻は避けられない状況である。  結局賽の河原駐車場到着が7時45分。Koya師匠すいません<(_ _)>  
  しかし,Koya師匠はこんな霊気に満ち満ちた所で,1人で夜を過ごされたそうで,多分夜中には「お地蔵さん」や「霊子さん」?の訪問を受けたに違いない(^^)
  Koya師匠と久方ぶりの挨拶を交わし、まずは恵山へと向かう。 昨夜の懇親会の影響で地元のメンバーがリタイヤすることとなり、少々心配である。一応リュックを背負って出かけたが、思い直してペットボトルとカメラだけを持って出かけ直す。  今日の恵山は、今年春と違いまずまずの天候に恵まれて、頂上からの展望も大いに期待が持てる。 予定を大幅に遅れて、午前8時5分に賽の河原駐車場を出発する。  今年の春訪れた際、本格的な登山道へ入る少し前の斜面にまるでお地蔵さんが置き忘れたように、口を切っていない日本酒が置かれていたが、今回訪れてみると春と同じ場所に、まだそのままの状態で置かれている。  誰が何故その場所にお酒の瓶を置いたのか分からないが、かなりミステリーアスである。  恵山は、対岸の下北半島の有名な霊場「恐山」と対角線上に作られた霊場で、厚い信仰を集めている。  いよいよ本格的なガレ場が続く登りへと差し掛かる。  急な登りでは、一応階段が作られているが、雨で火山灰が流れ出し所々木の枠を残すだけとなっている。  登山道の要所には、頂上まであと何メートルという表示板が立っているが、示している距離はいつも中途半端な数字で、不思議である。 あの数字を足し引きすると、何か恐ろしい数字になるのでは?と不謹慎にも、「霊場」ならでは冗談話に花が咲く。  登り始めて約1時間で雄大な眺望が広がる恵山山頂へ到着する。  うっすら曇ってはいるが、光が反射している津軽半島と噴火湾が美しい。  これから登る予定の海向山に目を移すと、こちらはツツジを中心とした真っ赤な紅葉が広がっている。  頂上の展望をしばし楽しみ、記念写真を撮って下山する。



  賽の河原駐車場で休憩した後、海向山へ向かう。  駐車場から見える山肌は、春には綺麗な花を見せてくれたツツジ等の深紅の紅葉で燃えるような色となっている。  駐車場からしばらく平坦な草原を進み、何が書いてあったか分からなくなった看板の前を通過する。 毎回この看板の前を通るたび感じることだが、看板自体はさほど痛んでいないのだが、肝心の看板部分はすっかり見えなくなっており、場所的にも不思議なオブジェとなっている。  看板からしばらく緩い下り坂を下ると、朽ち始めた木製の橋を渉る。  この橋も、かなり痛んでいるため、一度に大人数の人間が通過するのは控えたほうが良さそうだ。  しばらく、雑木林の中を行くと、2本の鉄のポールが分岐点を知らせている。  直進すると右周りコースとなり、左折すると左周りコースとなるが、標識は一切無いので要注意。  左周りコースも道南特有の細い道筋なのでうっかりすると見落とす可能性もあるのでこれも要注意である。  しばらく進むと急な登りとなり、全身から汗がしみ出してくる。  ゆっくりとしたペースで登るとやがて緩やかな登りが続く尾根となり、展望が開ける465メートル峰の展望台と至る。  展望台には何故かゴミ箱が設置されており、春には溜まっていたゴミが片づけられていた。  こんな所にゴミ箱は必要ないかと思うのだが......。   まあ、管理されている方のポリシーの問題なのであろう。  展望台から見えている向かいの海向山の斜面は、紅葉で燃えるようである。  ここからせっかく登った斜面を70メートルほど一気に下る。  下った場所は一旦平坦な谷となるが、この周辺では登山道がはっきりせず、赤リボンも、やや道を迷わせる場所に設置されているので、慎重に道を確かめて登る必要がある。  平坦な谷を越えると、再びやや急な登りとなり、サラサドウダン等の濃いブッシュを掻き分けながら進むと、程なく一気に展望がひらけて、海向山山頂となる。   山頂には、数人のグループと、御夫婦かと思われる2人づれの登山者が食事を取っていた。
 それぞれ声を掛け合うが、カップルのお二人から、「どういう集まりですか?」との問いに、カントリーマンさんがスマッシュヒット。  「出会い系サイトで知り合ったグループです!!」一同思わず大爆笑である。   その後、5名もいるWebマスターがそれぞれ記念写真を撮り合ったあと、持ち寄ったビールで乾杯し、昼食となる。  ゆったりと山頂からの紅葉を楽しんだ後、今度は右周りコースをたどって、下山となる。   山頂から少し進んだ下り斜面は、クマでも転がり落ちそうな急斜面となっている。  春にはこの斜面を登ったはずなのだが、良くこんな急斜面を登ったものである。   この斜面の登りを考えると、多少の登り返しはあるものの、海向山には今回のように左周りから右周りコースに降りるコースが楽なのかもしれない。 途中この時期に綺麗に咲いた「アザミ」の花を見つけ、一同感激する。  その後、順調に登山道を下り1時過ぎに、二日酔いで熟睡中の仲間が居る賽の河原駐車場着。 到着後、椴法華村まで出向き、綺麗で清潔な国民宿舎「恵風」で一風呂浴びて、今回の山行を終了する。 体調不良で登山に参加できないメンバーも居たが、それにも増して楽しい懇親会と登山で有意義な週末となった。

一 緒 に 登 っ た
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