敏音知岳〜敏音知コース (704.0m)
                                                                2011. 07.24  


コースタイム(休憩時間を含む)

登山日 2011年07月24日
                                     
登山口 06:50  白樺の泉 07:27  軍艦岩 08:24  敏音知岳山頂 08:50  

     『登り所要時間 2時間 休憩を含む』 

敏音知岳山頂  09:30  軍艦岩 09:42  白樺の泉 10:21  登山口 10:40

 『下り所要時間 1時間10分  休憩を含む』



 
 夏山シーズンとなったものの,週末はいつも直前の金曜日に突然の雨の予報へ。 今回も当初大雪山の予定でしたが,旭川周辺は雨の予報へ......。  そこで,天気図と天気予報を眺め唯一傘マークが無い宗谷地方へと転戦することにしました。
 今回の目的は,離島を除いて「北海道夏山ガイド」に記載されている最北の山「敏音知岳」です。 樺戸山塊のピンネシリと同じ読み方ですが,こちらは漢字で「敏音知」と書くようです。
 天気が良ければ,利尻岳や遠くは樺太まで見えるそうで,期待が膨らみます。
 
 
 
 

 登山口は,ピンネシリオートキャンプ場管理棟の裏となります。 到着した日は,ピンネシリオートキャンプ場で一泊することとします。 オートキャンプサイト(料金1,600円)は快適で,椅子テーブル,炉付きです。 近くから枯れ木を集め,夜は炉を利用して,満点の星を眺めながら久方ぶりの「たき火」を存分に楽しむことが出来ました。 利用した日は,週末にもかかわらず静かで夜はぐっすりと眠ることが出来,お気に入りのキャンプ場がまた一つ増えました。
 

 

 オートキャンプ場の裏の登山口には赤い鳥居が設置されていました。 山頂には神社の社が祀られているようです。 登山届けは,オートキャンプ場管理棟玄関脇に置かれていますので,忘れずに記載しましょう。 早朝で管理人が不在でも,登山届けは提出可能です。 鳥居の横に設置されている案内板で山頂までの行程を確認して登山開始です。  オートキャンプ場管理棟には山頂まで約1時間30分と書かれていましたが,案内板には2時間と記載されています。




 歩き始めてしばらくは,トドマツの林の中の良く整備された登山道を進みます。 緩やかな傾斜が続く登山道を進むと「千本シナ」に到着します。 「千本シナ」は,千本あるかのように無数に林立するシナの木を見て名付けられたとか。  深い谷に架かる「カッコー橋」を渡り,小高い丘を過ぎるとやがて「白樺の泉」に到着です。 




 「白樺の泉」を過ぎるとやがて登山道の傾斜も徐々に急となっていきます。 当初は,半ばハイキング気分で登り始めましたが,なかなか登りごたえかある山で,全身から汗が吹き出します。 急斜面に大きく急にジグを切り返しながら,登山道が続きます。 「駒返しの坂」,「大松の曲り」,を通過して何とか「軍艦岩」に到着です。 ここまでくれば山頂はすぐそこと思っていたのですが,山頂はまだしばらく先のようです。 軍艦岩からさらに登りが急となり,息を切らしながらの辛い登りとなりますが,なかなか山頂に到着しません。

 

 辛い急登をへて,登山口から2時間でやっと山頂到着です。 期待した山頂からの眺めですが,気温が高く全体にモヤがかかり,遠くを望むことは出来ませんでした。 せめて利尻岳でもと目を懲らしましたが,結局確認することが出来ませんでした。 山頂には,タッパーに入れられたノートが設置されており,登山者が思い思いの感想を記入しています。 
山頂でしばらく寛いだ後,山頂を後にします。 山頂直下の登山道で一部危険な場所があり,下山時には注意が必要です。

 下山後は,オートキャンプ場管理棟の道路を挟んで向かい側にあるピンネシリ温泉で汗を流しました。

 

 



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