小喜茂別岳(途中撤退)

                                               2006. 2.26  


コースタイム(休憩時間を含む)

登山日 2006年02月26日
 
待避場所 08:15  660m台地 09:01  681mポコ 09:12  951m地点 10:15
登り 2時間
  951m地点 10:20  681mポコ 10:57 660m台地 11:05  待避場所 11:16
下り 54分
  
  中山峠から喜茂別方向に約6キロ程下ったところに除雪された待避所があり、そこが登山口となります。
 この周辺には沢山の橋があり、場所が分かりにくいので注意が必要です。 待避所のすぐ先には喜茂別
 方向に向かって右側に黒い岩が露出しているおり、この岩を過ぎてしまったら、行き過ぎです。     
  避難所は、必ず設けられているとは限りませんので、無い場合は駐車スペースを探して駐車することと
 なりますが、通行の邪魔にならないよう注意して駐車しましょう。 駐車スペースは、詰めて5〜6台程度
 です。



  
 今日はネット仲間のフェルさん、マリッカさん、マリッカさんのお友達の佳津子さんの合計3名で、小喜茂別岳を目指すことにしました。 天気予報では、午後から寒冷前線の接近で、天気が崩れるとの予報が出ていて、午前中が「勝負」と判断し、早朝登山口に到着しました。 出発地点となる待避所には既に一台車が停まっており、喜茂別岳を目指すというグループが先に出発して行きました。

 今回は、江別の美人姉妹?!で有名な 楽しい山登りのホームページ を参考にさせて頂きました <(_ _)>

写真提供 fel さん



 中山峠までは青空が時折顔を出していたものの、目的地の待避所に着く頃にはドンヨリとした曇り空になってしまっていました。 まあ、雨が降っていないだけ良いかと諦め、出発の準備に取りかかります。 今回出発地点となる待避所ですが、以前何度か見かけていて、おおよその場所は分かっていたのですが、いざ行ってみると予想とおり迷って行き過ぎUターンし、ようやく辿り着きました。 この待避所ですが、数年前には除雪されていない時期もあり、知り合いのYさんが管理しているお役所に陳情し、昨年から復活しした場所です。
 駐車場から急な斜面を登った場所が出発地点となります。 正面に赤白の送電線の鉄塔がある斜面が広がっていますが、今回は斜面の右側の樹林帯を抜けて山頂に向かうコースを取ることにします。 樹林帯は雑木が比較的密集しており、斜度も急なので軽くジグを切りながら左側の斜面を巻くように登って行きます。



 樹林帯を登り切ると、小高い丘にたどり着きます。 天気が良ければ小喜茂別岳の山頂が望めるはずですが、今日は生憎山頂付近はガスに包まれて見ることが出来ません。 コースを間違えないように、みんなで地図とコンパスを出して方向を確認します。 しばらく進むと、殆ど傾斜がない広い台地が広がります。 次の目標は681mの小高いホコとなりますが、それらしいホコが見あたりません。 再度地図で確認するとホコと呼べないような、低く緩やかな小山でした。

 

  681mホコを過ぎると、広い斜面が広がり、緩やかな登りが続きます。 噂には聞いていたのですが、ここの斜面は傾斜も初心者には手頃な斜面で、木も疎らで本当のスキー場の斜面のようです。 今から帰りの滑りに期待が膨らみます。  




  斜面を進むと次第に風が強まり、ガスも濃くなって来ました。 山頂を目指すためには、斜面を直登するのではなく、コースをやや右側に迂回して山頂を目指すこととなります。 右方向への迂回を始めた頃からさらに天気が悪化し、視界も20メート程しか確保できない状態となり、強い風に風により、登って来たトレースの跡も消えてしまいそうです。  メンバーと相談の結果、初めての山で地理も不案内なことから、山頂まで180メートル、標高差20メートルという地点で撤退することにしました。




 手早くシールを剥がし、早速期待した斜面を下ります。 雪質はさほど良くないことは予想していましたが、いざ滑り始めるとモナカ状の雪にスキーを取られ、転倒者続出となりました。 斜面によって、モナカ状、アイスバーン、パウダースノーとめまぐるしく雪質が変化するため、滑りが安定せず、スキー上級者も次々に転倒するため、初心者でも安心して転倒することが出来ます。 斜面自体は予想したとおり素晴らしい斜面で、これがパウダースノーならは、初心者でも素晴らしい滑りを楽しめそうです。



  順調に下り、一気に待避所上の台地まで到着しました。 往路は雑木林の中を迂回して登って来ましたが、台地から延びる沢筋を下れば待避所まですぐに到着しそうです。 地図と送電線の鉄塔の位置を眺めながらしばし悩みましたが、沢山下りに使ったと思われるトレースも残されているので、相談の結果、沢筋を下ることとします。 沢筋の斜面は南向きのため、斜面が日差しを浴びアイスバーン状態となっているため、「フルボーゲン?!」でゆっくりと慎重に下ります。 沢の終点部では沢筋が狭まっていましたが何とか通過し、出発点に無事到着です。
 今回は安全を考え、山頂直前で勇気ある?!撤退となりましたが、天気が良く雪質の良い時期のリベンジが楽しみな山を一つ増やすことが出来ました。


待避所〜小喜茂別岳のアプローチGPSトラック
川筋が複雑に入り組んでいるので待避所以外から登る場合は川に注意して登りましょう。





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