隈根尻山 971.4メートル
                                                                2004.5. 9  


コースタイム(休憩時間を含む)

登山日 2004年05月9日
隈根尻山登山口 08:50  林道分岐 08:55  休憩所 09:46 隈根尻山頂 11:07   
『登り 2時間17分』
隈根尻山頂 12:08  休憩所 12:38  林道分岐 13:20  隈根尻登山口 13:25  
『下り 1時間17分』
【ひとくちメモ】
道民の森、一番川からの隈根尻山への登山口は、ピンネシリ山への登山口と同じ場所となります。      
登山口から川を渡ってすぐ林道が左右に分かれ、右に進むと隈根尻山、左に進むとピンネシリ山となります。
今回(5月9日)訪れた際は林道の途中から山頂まで登山道は雪に覆われていました。             
残雪季に登る場合は、途中から登山道が不鮮明となりますので地図等を持参して迷わないようにしましょう。
登山道に特に危険な場所はありませんが、増水時には渡渉時に足を取られないように注意が必要です。   

 
 ようやく春らしくなった天気に誘われて、樺戸山系の隈根尻山に登ることにしました。 今回の同行者は、マリッカさん、マリッカさんのお友達のTさん、Kさん、そしていつもの「ゲン」君です。
 Tさん、Kさんは、伴に山のベテランで心強い限りです。 今日は、高曇りですが風も弱く気温も高めということで、今年最初の夏山となりそうです。
 それでは、早速出発しましょう!!

 登山口は、林道のケートとなっており、ゲートわきの小屋で入山者名簿に記帳します。 今日は、我々のグループより先に数名のグループが入山しているようです。 隈根尻山への登山道はピンネシリ山と同じで、途中から二手に分かれます。  ケートのすぐ先は、川となっていますが、コンクリートの土管が設置されていて、問題なく渡ることが出来ます。 今日は雪解けのため水量が多く、土管の上まで水が増水しており、足を取られそうになりました。
 渡渉してすぐピンネシリ、隈根尻のそれぞれの登山道への分岐です。

 
 林道歩きが始まって、いくつかの川を渡りますが、立派な橋が掛かっているので安心です。 まだ雪のある林道をしばらく行くと、林道が急角度に右に曲がり、急に林道の傾斜が増して、登山道らしくなってきます。 予想はしていたものの、林道歩きの途中から林道が完全に雪で覆われて、土が見えなくなってしまいました。 林道と思われる所を探しながらのんびりと歩いて行きますが、先頭のKさんは、若さと長い足でどんどん先に進んで姿が次第に小さくなっていきます。 ん〜、若いってスバラシイ (笑)   途中で今朝早朝に室蘭を出発してこられたという女性中心のグループを追い越し、徐々に高度を稼いで行きます。 

 
 林道をさらに進んでいくと、やがて立派な休憩所が現れます。 休憩所は新しく綺麗で、ここで文字とおり休憩することとします。 休憩所の横には「登山道案内板」があり、現在の位置が確認できます。 案内板では、頂上まで距離的には半分少々来ていることが分かりますが、この場所の高度は約500メートルなので、頂上までの高度差を考えると、体力的にはあと三分の二ということになります。

 
 休憩所を過ぎると、登山道が全く分からなくなり、先に登っている人の足跡と地図を頼りに登って行きます。 次第に斜面が急となり、しばらくは辛い登りが続きます。 斜面の途中から展望が開け、正面に神居尻山の荒々しい姿と、その横にピンネシリ山の優しい丸い山頂がくっきりと見えています。
 神居尻山は標高千メートルに満たない山ですが、姿だけ見るとどっしりとして、しかも荒々しく、非常に大きな山に見える貫禄があります。
 

 更に、急になった斜面を息を切らして登っていくと、ようやく隈根尻山の山頂が見えてきました。 もうしばらく登ると山頂に続く尾根にたどり着くはずです。 ガイドブックによると、途中からこの山域の「名物」となっている「辛い階段」が有るはずなのですが、深い雪に覆われて見えません。 我々が歩いているコースも、正規の登山道から離れてしまっているようです。
 尾根にたどり着くと、すぐに浦臼山からの登山道の分岐に到着です。
 
 分岐を過ぎると、すぐに標識が立つ山頂です。 先行していたKさんはかなり先に到着していたようで、寒そうにしています。 今日は高曇りで視界はイマイチですが、下界には広々とした石狩平野が広がり、遠くには白く輝く暑寒別岳、南暑寒別岳、そして石狩湾も望むことが出来ました。
 頂上でしばらく展望を楽しみ、風のない場所へ移動してゆっくりと景色を眺めながらの昼食です。 穏やかな春の日差しに包まれて気分爽快です。

 
 食事を終えて、今度は喘ぎながら登った急斜面を一気に下ります。 山スキーには絶好の斜面です。 冬にも訪れたいところですが、登山口までの距離を考えると少々難しいかもしれません。 
 帰りは、山菜を探しながらの下山でしたが、雪解けが遅くほとんど収穫はゼロ。 お花もまだ雪の下でしたが、天気と楽しいメンバーに恵まれて、思い出に残る山行となりました。
 「今度は、隈根尻山〜ピンネシリ山への縦走を!」との約束して一番川キャンプ場にて解散。
 みなさん、お疲れ様でした <(_ _)>

登山口からのGPSログトラック




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