天塩岳〜前天塩コース 1557.6メートル
                                                                2003.7.27  


コースタイム(休憩時間を含む)

登山日 2003年07月27日
ヒュッテ登山口 05:35  新道連絡通路分岐 06:15  前天塩岳山頂 8:05 天塩岳山頂 09:10   
『登り 3時間35分』
天塩岳山頂 09:55  円山 10:50  新道連絡通路分岐(稜線上) 11:30  ヒュッテ登山口 12:20  
『下り 2時間25分』
【ひとくちメモ】
登山口からしばらくは、川沿いのなだらかな道を進みます。 何カ所かの橋を渡りますが、全く危険はありません。 
やがて前天塩岳への取り付きとなります。 前天塩岳への登りは、しばらく急登が続きますが、周りの景色を楽しみ
ながらゆっくりと登れば問題は無いでしょう。
前天塩岳山頂付近には、スッパリと切れ込んだ尾根がありますが、近づかなければ特に危険ではないでしょう。

 今年2度目となる3週連続の山登りは、天塩岳ヒュッテに前泊しての天塩岳〜前天塩岳ルートです。 お花の種類はイマイチでしたが、幸い展望に恵まれ楽しい登山となりました。
 同行者は、これまた3週連続ご一緒の「Kさん」と「SAKURAさん」です。
 週末にも関わらず、前泊した天塩岳ヒュッテの宿泊者は、我々3名の他2名で、ヒュッテの2階は貸し切り状態でした。
 
  登山口からしばらくは、川沿いの広い林道歩きとなります。 いくつかの小川を渡りますが、橋が架かっていて問題なく渡ることが可能です。 橋の下を流れる水は、澄み切っていてとても綺麗です。 
 しばらく行くと、新道〜旧道の連絡コース分岐に到着します。 ここから右方向へ山に入ると円山〜避難小屋を経る新道コースとなります。 今回は、前天塩岳を経由し、天塩岳山頂を目指す「前天塩コース」を進み、帰りは「新道コース」からの下りを予定しています。
 前天塩岳山頂への登りは、最初緩やかな登りが続きますが、途中から徐々に傾斜を増して、山頂直下は、歩きにくいガレ場となります。 山頂を経由しない短縮路もありますが、結構登り返しもあって楽なコースとはなっていないので、素晴らしい景色を見るつもりなら、山頂経由のコースがお勧めです。
登山道からは円山と天塩岳へ向かう稜線が見えています。
 前天塩岳山頂直下には「コマクサ」が沢山咲き乱れていて、なかには珍しい「白いコマクサ」も多数見受けられます。 ここのコマクサは、人為的に植えられたという話もありますが、事の真偽は如何に?!
 まあ、植生という立場から言えば本来無かった種類の植物を植えることは好ましく無いと思いますが、コマクサが他の植物を駆逐して、重大な影響を自然界に与える訳でも無いと思うのですが.....................。
 前天塩岳山頂が近づくと、登山道の斜度が増し、ガレ場が続きます。 急斜面のガレ場は足元が不安定なので注意して進みましょう。
 前天塩岳からは展望が開け、天気が良ければ大雪山連峰の主要な山々を見ることが出来ます。
 
 前天塩岳から天塩岳へは、稜線を一気に下り、登り返します。 一見かなりの急登に見えますが、登り始めると以外と楽に天塩岳山頂へ着くことが出来ます。 
 やがて、先が尖った天塩岳山頂が見えてきます。 先行したカントリーマンさんは、既に山頂に到着しているようです。
ようやく、天塩岳山頂に到着です。 登山口を先発して行った東京からの中年男性が゛1人くつろいでいるだけの静かな山頂です。 今日はあいにく雲が多く、遠方の展望は望めませんが、向かい合ってそびえる大雪連峰が雲海のなかに浮かぶ島々のように美しい姿を見せています。 今日は風もなく、山頂でくつろぎながらゆっくりと展望を楽しむことが出来ました。
 天塩岳は、8年前にも訪れていますが、そのときの印象と同じく、「山深くドッシリとして、良い山」という印象は変わりませんでした。
 下山は、円山経由で新道コースを下りました。





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