コースタイム(休憩時間を含む) | ||
登山日 2008年07月20日 |
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高原温泉 06:02 展望台 06:30 第一お花畑 07:00 崩壊地 07:35 緑岳山頂 09:10 白雲岳避難小屋 10:26 『登り所要時間 4時間24分 休憩を含む』 白雲岳避難小屋 12:00 緑岳山頂 12:55 崩壊地 14:02 第一お花畑 14:20 展望台 14:45 高原温泉 15:02 『下り所要時間 3時間02分 休憩を含む』 |
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【ひとくちメモ】
登山口は高原温泉に向かって左の山岳パトロール詰め所の先にあります。 登山道は崩壊地より下では雪解け等でぬかるんでいる箇所があります。 木道も整備されていますが,雨で基礎部分が 掘られ,不安定な木道もありますので注意が必要です。 山頂直下の登山道は、標高差250メートルの急な岩れきが続き,浮いている岩もあるので充分に中止しましょう。 白雲岳避難小屋は,夏の週末は大変込み合い,場合によっては満員で宿泊出来ない事もあるのでテントの準備もした ほうが賢明です。 ただし,テント場も最大で50張り程度のキャパシティーしかありません。 週末の朝にはトイレが2時間 待ちとなることもあるそうです。 |
当初の計画では沼ノ原から入山し,途中テン泊しながら五色ヶ原の高山植物を楽しむ予定でしたが,お天気が不安定で,突風や集中豪雨の予報も出で,やむなく計画を変更。 前夜層雲峡周辺でビバークし,日帰りで緑岳〜白雲岳避難小屋を目指すこととなりました。 メンバーは,いつものFeさん,Maさん,Taさんのレギュラーメンバーです。 |
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登山口からすぐに展望が利かない樹林帯となり,急な階段が続く急登がはじまります。 約30分程登ると展望台に到着し,高根ヶ原の雄大な景観を楽しむことが出来ます。 当日は雲がかかり,全体を見渡すことは出来ませんでした。 |
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急な階段を登り切ると平坦な台地となり,第一お花畑に到着です。 お花畑には木道が整備されており,チングルマ等のお花畑を楽しみながら進んでいくと目指す緑岳山頂が姿を現します。 数年前全く同じ時期に訪れたときには残雪が多く,全くお花畑が雪に埋没している状態でしたが,今年は僅かに残雪が残っている程度でした。 |
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お花を楽しみながら歩いていくと,やがて崩壊地に到着します。 板状の岩盤が崩れ落ちているやや急な崖となっており,慎重に登っていきます。 上からはロープも下がっているのでそれほど危険は無いと思いますが,向かって右の崖は石が浮いており注意が必要です。 |
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崩壊地を抜けると,背の高いハイマツのトンネルとなり,トンネルを抜けると緑岳の山頂を望むことが出来る広場に到着します。これから標高差250メートルの斜面を一気に登ることとなり,その前の一休みには絶好のポイントです。 広場の周辺にはコマクサをはじめ,多くの高山植物が咲き乱れていました。 |
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最後の斜面を見上げると,多くの登山者が斜面に豆粒のように見えています。 前回訪れたときは,酷い雨と風の中を下った斜面で,岩れき帯が苦手なこともあり,あまり良い印象の残っていない斜面ですが,今回は岩も乾いており,時折青空が姿を現す好条件なので,気を取り直し,黙々と登ることとします。 山頂が見えているので,すぐ山頂に着きそうに感じますが,急斜面にツヅラ折りに登山道が作られいるため,なかなか山頂が近づいて来ません。 長い岩登りに癖々となった頃にようやく山頂に到着です。 |
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山頂でしばらく休憩を取ります。 山頂周辺の尾根では,雲が激しく流れ,目まぐるしく天気が変わり,周りの景色が一変します。 視界が利いている間に,緑岳から白雲岳避難小屋を目指すこととします。 今年の稜線上はツツジの花が多く,至る所で深紅の華麗な花を咲かせています。 |
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やがて,白雲岳避難小屋の分岐に到着し,ここから避難小屋へ向かって一気に下っていきます。 下る途中でチョウノスケソウの花を見ることが出来ました。 大きな雪渓を越えるともうすぐ避難小屋です。 避難小屋はペンキが塗り直され,玄関横には新しいベンチとテーブルが作られていました。 新しいベンチで大雪の雄大な景色をゆっくり堪能しながらくつろぎます。 連休ということもあり,昨夜は避難小屋は記録的な超満員,テント場のテントも50張りのスペースに58張りと記録的な混雑だったようです。 雲が多くなってきたので、そろそろ重い腰を上げて白雲岳に別れを告げます。 途中から風の強まり,雨も混じるようになってきました。 合羽を着たり脱いだりしながら下山しましたが,結局本格的な雨に当たらずに下山することが出来ました。 しばらくぶりの花表大雪のすばらしさを再認識する、素晴らしい山行となりました。 |
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咲き乱れるお花たち |
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