大沼山〜学校尾根コース (1111.6m)
                                                                2007. 3.17  


コースタイム(休憩時間を含む)

登山日 2007年03月17日
                                     
     『登り所要時間 2時間30分 休憩を含む』 
豊羽鉱山学校横ヘアピンカーブ 09:12  875メートルピーク 10:12  大沼山山頂 11:42

 『下り所要時間 1時間40分 休憩を含む』
大沼山山頂 12:40  857メートルピーク 13:30 【昼食】  豊羽鉱山学校横ヘアピンカーブ 14:20


【ひとくちメモ】

  2005年度末で廃鉱となった豊羽鉱山跡が登山口となります。 2007年3月現在の時点では、定山渓から鉱山跡までは
 廃鉱となった鉱山の維持のため、綺麗に2車線除雪されていますが、今後は一般車両が通行できなくなる可能性があります。
  鉱山跡は道路が複雑に入り組み、非常に分かりにくい状態となっています。 また、立ち入り禁止となっている場所もあり
 ますので、むやみに立ち入らないようにしましょう。
  今回は、廃鉱となった学校前のヘアピンカーブの除雪帯をお借りしましたが、もう少し先のゲート前にも駐車出来るようです。
 

 


 
 今日は、ネット仲間のmarikkaさん、felさん、佳都子さん、そして小喜茂別山に引き続き、marikkaさんの愛犬J君と通称「豊羽鉱山学校尾根」から鉱山大沼山を目指すこととなりました。 天気予報では、曇り時々晴れ、一時雪とはっきりしないお天気です。
 
 
 

 
 駐車地点から直接スキーを履いて道路脇の壁をよじ登ることが出来ず、スキーを担いで高さ2メートル程の雪の壁を登ります。 登山地点では、以前ニペソツへ御一緒したネット仲間のUmeさんと、所属されている山の会のお仲間の御一行と偶然一緒となりました。 山の会のみなさんは、全員カンジキ又はスノーシューで山頂を目指されるとのこと。 快調に登って行かれるみなさんを見送った後、我々もゆっくりと出発します。 
 

 

 下山時の目標となる学校の校舎の横をすり抜け、灌木が密生する斜面を登っていきます。 この斜面が通称「学校尾根」と呼ばれる斜面で、登るに従って徐々に傾斜が増してきます。 かなり灌木が密生している印象を受けますが、尾根が広く、適度な空いたスペースもあるため、なんちゃって山スキーヤーの私でも帰りは何とか降りて行けそうです。


 

 学校尾根を登り切り、しばらく尾根を歩くと、875メートルのピークが見えてきます。 尾根の左側は急な斜面となっており、あまり左側には近づかない方が良さそうです。 今回はピークを登らず、ピークの右側をトラバースすることにしました。 このトラバース地点、帰りは若干の登り返しとなり、シールの再装着が必要となります。 875メートル地点からはやや急な広い斜面を登ることとなります。




 ピークを登っていくと白く輝く定山渓天狗岳の荒々しい山頂が見えてきます。 広い斜面を登り切ると、さらにその上にやや急な二段目の斜面が見えてきます。 沢を回り込むように斜面をトラバースしていきます。


 

 ここで、ようやく先に出発した山の会の方々の後ろ姿が見えてきました。 スキーと違い、急な斜面を直登できるカンジキやスノーシューの方が今日のような山には適しているようで、姿は見えていても、結局最後まで山の会の方に追いつくことは出来ませんでした。 この二段目、距離は短いですが、斜面の上部は結構な傾斜となり、最後の最後でキックターンを強いられました。




 二段目の斜面を登り切り、山の会のみなさんは左から巻いて山頂を目指されたようですが、我々は先行者のトレース跡に引きつけられるように、右側から山頂を巻くように進みます。 やがて雪庇が発達した山頂へ至る尾根が見えてきます。 雪崩の危険があるため、お互いの間隔を離して雪庇の切れ目から山頂の尾根に躍り出ます。
 



 山頂は狭い尾根となっていて、山頂標識を取り付けた跡だけが残っていました。 我々が遅かったせいで、山の会のみなさんは既に山頂に到着し、引き返した跡でした。 お天気が良ければ、羊蹄山を始め、素晴らしい天望が開けるようですが、今回は曇り空で隣の千尺高原が見える程度です。 山頂に風よけのツェルトを張り、山頂で昼食となりました。 帰りはそのまま往路を引き返し、若干重いものの、フカフカの斜面を楽しみながらの下山となりました。 心配していた最後の「学校尾根」も灌木をすり抜け、何とか下山することが出来ました。

 



GPSログトラック(一部トラックが乱れています)



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