白井岳(途中撤退)〜国際スキー場コース 1301.6メートル
                                                                2004.04.18  


コースタイム(休憩時間を含む)

登山日 2004年04月18日
   『登り 2時間02分』 頂上直下稜線まて
登山口 09:17 稜線 11:19
   『下り 1時間分』
頂上直下稜線 11:23 途中昼食 登山口 12:35
【ひとくちメモ】
 登山口は、札幌国際スキー場の駐車場の奥(センターハウスの左奥の駐車場の突き当たり)になります。 特に目印
はありませんので、地図を見て充分にコースを検討しておきましょう。 登山口からしばらくは、朝里岳沢川の沢沿いを
進みます。 途中何度かスノーブリッチを使って川の両岸を行き来するので、その都度安全確認が必要です。

(写真提供 マリッカさん <(_ _)> )


 
 今日は先週に引き続き登山靴での春山散歩です。 今回は夏道のない白井岳です。 この山も札幌の50山に入っている山ですが、山スキーでは国際スキー場のゴンドラ駅から朝里岳経由でおなじみの山ですが、つぼ足でスキー場の下から直接頂上を目指すルートはあまり紹介されていません。
 今日のメンバーは、先週に引き続きマリッカさんと、愛犬「ゲン」、そしてマリッカさんのお友達3名です。 
 

 
 天気予報では、「今日は晴れ時々曇り」。 早朝はどんよりとしていましたが、お日様が昇るに従って天気が回復してきました。 少し風が強いのが気になります。 札幌国際スキー場前を午前9時17分出発。 登山口は、スキー場の建物の左奥の駐車場の突き当たりにあります。 今日は、我々の前に団体が2組入っているので、沢沿いのルートにはしっかりと足跡が続いていますが、普段は何も目印がありませんので、充分注意が必要です。 朝里岳沢川の両岸をスノーブリッチを利用しながら慎重に登っていきます。 

 

 沢筋を離れると、ややきつい登りが続きます。 流石に4月の中旬だけあって、雪が柔らかく、時々ズブリと足が雪の中に食い込んでいきます。 このあたりから生えている木も太くなりだし、深い森の中に居ることを実感させられます。 途中で、先行している2組の団体のうちの1組に追いついてしまいました。 休憩している団体を一気に追い越します。 喘ぎながら急坂を登っていくとやがて目指す山頂へと続く稜線が見えてきます。  急坂の途中で、マリッカさんのお友達のHさんに出会う。 聞くと頂上付近はもの凄い強風だとか。 ここまで、強風の音が聞こえてきて、少し不安がよぎります。 

 

 稜線に近づくにつれて、風がどんどん強くなり、時折強風と共に激しく雪が吹き付けるようになってきました。 稜線への最後の長い急坂まで来ると、1番先に入山していた団体が上から思い思いのスタイルで坂を下って来ます。 話を聞くと、頂上はあまりにも風が強く、危険と判断して引き返して来たとのこと。 ますます、風が強くなりブリザードのような状態となって来ましたが、団体さんの「風は強いけど羊蹄山は見えてるよ!!」との言葉に誘われて、とりあえず稜線まで登って、風が収まらなければ引き返す事として、急坂を登り切ることとしました。

 

 稜線に近づくと、猛烈な風が容赦なく尾根に吹き付けています。 視界はある程度利くのですが、風は体が飛ばされる程の勢いです。 白井岳の山頂がすくそこに見えていますが、我々も安全を考えて、頂上へ行くことを断念することとしました。 吹雪の向こうには、先週の漁岳で見たと同じように、羊蹄山が紡錘形の美しい姿を見せています。 その横に見える朝里岳方向にも沢山の人影が見えていますが、この風で流石にこちらへ向かっている人は居ないようです。 急いで稜線で記念写真を撮影して下山します。 もう少しでゲット出来た白井岳の山頂は、来年のお楽しみに取っておきましょう。 途中風が多少避けられる斜面で昼食を取り、その後は各々お好みのスタイルにて一気に下山します。 帰りは雪が「腐って」いて流石に歩きにくい。 やく1時間で国際スキー場到着。

 今日は珍しく?!途中撤退となりましたが、山頂付近以外?は好天に恵まれて、楽しい山行となりました。 みなさん、お疲れ様でした <(_ _)>

札幌国際スキー場からのGPSログトラック
登りが 下りが



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