白樺山〜新見温泉コース 931メートル
                                                                2004.02.15  


コースタイム(休憩時間を含む)

登山日 2004年02月15日
   『登り 2時間30分』 
   『下り 1時間30分』
【ひとくちメモ】
 登山口は、新見温泉旧館前の冬季閉鎖中のゲート前からとなります。  駐車場は新見温泉の駐車場を使わせて
頂きました。 ある程度の台数が駐車出来ますが、沢山の方が利用出来るよう譲り合って駐車しましょう。       
 白樺山へは途中まで林道を利用しますが、新見峠付近から林の中に入ります。天気が悪いときは注意が必要です。


 
山スキーを始めて2年目となり、なかなか上達しないと悩んでいたところ、HYML(北海道の山メーリングリスト) の「初心者山スキー講習会」が開催されると聞き、早速参加させていただく事となりました。 講師には山スキーの達人Kakut御夫婦と、テレマークスキーの師匠Shimaさんが参加という豪華なメンバーです。
 前日、ニセコスノーパーク ラ・ポンテで講習を受けた後、今日はいよいよ実践講習となりました。
 
 天気予報では、「今日は曇り時々雨」。 早朝はかなり強く雨が降っていたのですが、お日様が昇るに従って天気が回復してきました。 駐車場からは目国内岳が綺麗な姿を見せています。   今日の参加者11名は、よほど日頃の行いが良いのでしょう。
 駐車場には、すでに5〜6台の乗用車が止まっていていました。 駐車場にはトイレがありませんので、どうしても出発する前に行きたい場合は、新見温泉旧館の方にお願いしてトイレをお借りしましょう。 ただ、下山後は必ず温泉を利用しましょうネ。 
 登り口は冬季閉鎖の道路のゲート前からとなります。 閉鎖中の林道をショートカットして山頂を目指します。
 
 ショートカットした後は、林道に沿って登っていきます。 しっかりとしたトレース跡は付いていますが、昨夜からの雨で雪は重く、林道の傾斜は緩やかですが、体力が徐々に消耗されていきます。  しばらく林道を進みますが、やがて近道をするためにもう一度林道から林の中に戻ります。 林の中間点付近には小さな沢があり、沢からの登りはShimaさんからの直々指導を受けながらキックターンをしながら登っていきます。 人がやっているのを見ると簡単そうに見えますが、いざ自分でやってみるとなかなか難しく、勢いよくやったところ、普段は外れたことのないビンディングがスッポリ外れてしまいました。
 
 白樺山という山名にふさわしい白樺の林を注意しながら進みます。 今日は雪が重く滑りにくいのですが、急斜面では滑らないので下手なスキーの腕前を隠してくれています。  林の中から再度林道に戻り、新見峠を目指して進むと、林道の斜面が綺麗に掘り下げられ、比較的大きなテントが設営してありました。 昨夜はここで雪中キャンプだったようです。  先程、前目国内岳の斜面に、点々と登山者の姿が見えていましたが、あのグループは多分このテントの方々でしょう。 やがて、新見峠の三角屋根の小屋が見えてきて、再度林の中に入ります。 林の中に入ってしばらくは古いトレースの跡があったのですが途中からどんどん微かな跡となり、とうとう途中で消えてしまいました。 最初の斜面は比較的緩やかでしたが、徐々に傾斜が急になり、しかも積雪もどんどん深くなってきます。 登山口からメンバーが交代で先頭を努めていましたが、一番斜面が急で、しかも雪も深い場所から私が先頭を努めることとなりました。 
昨夜からの雨で、普段はフカフカのはずの雪が、今日はまるで「小麦粉」のようです。 先頭となってすぐに体中から汗がしみ出して来ます。 足にもかなりの抵抗がありますが、ここは若さ?!の見せ所と思い、必死に登っていきます。 急な登りが一段落着いた所で、先頭を交代したものの、流石に息が上がりました。  急な斜面を登りきると、なだらかなで広い斜面となり、やがて目指す白樺山山頂が見えてきます。 今日は視界も良く、綺麗に輝く樹氷の先には日本海が輝いています。 さあ、目指す山頂まで一頑張りです。

 山頂までの急な斜面は、風が吹き抜けるせいか、まだ雪が少なく岩がすこし顔を出していますが、何とかスキーで行けそうです。 最後の岩頭は流石にスキーでは行けないので、ここでスキーを外してつぼ足で山頂を目指します。 ハイマツが下に隠れていて、スボズボと埋まりますが、12時半に何とか11名全員が山頂へ到着です。 山頂で記念写真を撮り、少し下がってから昼食とすることにしました。 流石に頂上からの下りは岩で危険なので、スキーを外して下ります。 山頂下の窪みで昼食の準備を始めたところ、前に見える目国内岳に急に雲がかかりはじめ、雲が真っ直ぐこちらに向かってきます。  安全を考え、急遽予定を変更し、新見峠付近まで下山してから昼食とすることとなりました。 下山の時を楽しみに登って来たスキー場のような広い斜面を一気に下ります。 途中の「小麦粉雪」に足を取られながらも何とか新見峠付近まで到着です。

 それぞれ、お好みの昼食を取り、一服したところでShimaさんによるビーコンの使用方法の講習会が始まりました。 日頃あまりビーコンを手にしない初心者が多いので、一同真剣に講習を聞いています。 実際にビーコンを雪に埋めてビーコンを探す等の訓練を行い、15時15分頃新見温泉登山口に無事到着です。

 天気は、最高とまでとはいえなかったのもも、何とか持ちこたえ、しかもKaku御夫婦、Shimaさんのおかげで色々と得ることの多い山行となりました。 山行のお世話をしてくれた方、宿泊先を提供していただいた方、その他同行者の方々にこの場をお借りしてもう一度お礼を述べさせて頂きます。

札幌国際スキー場からのGPSログトラック



   山の目次へ