十勝幌尻岳〜オピリネップ川コース 1846メートル
                                                                2003.6.22  


コースタイム(休憩時間を含む)

登山日 2003年06月22日
第一土場(登山口) 06:40  尾根取り付き 07:35-10:15  肩 10:15  山頂 10:40
   『登り 4時間』
山頂 11:40  肩 11:55  尾根取り付き 11:55-13:05  第一土場(登山口) 13:47
   『下り 2時間07分』
【ひとくちメモ】
 第二土場の先から渓流沿いの道となり、すぐに第一の丸太橋を渡ります。 さらに10分程で第二の丸太橋と
なりますが、細い丸太が三本掛かっているだけなので、とてもスリルがあり、誰でもへっぴり腰となります。
 増水時でなければ、渓流沿いの道は、登山靴でも問題ないと思いますが、水量はかなりあります。
 尾根取り付きから肩までは、最初はジグを切って登って行きますが、途中から直登となり、かなりハードです。
 春先から初夏にかけて、登山道にはダニが多いので、下山後は入浴して全身をチェック!!
 そうそう、ダニばかりではなく、ブヨも多いので、防虫対策は万全にしたほうが良いですよ。

★ 十勝幌尻岳オピリネップ川コースは、国土地理院発行の地図には記載されていません。 コースのGPSルートは、こちらから。
 山仲間のKさんが十勝幌尻岳登山に行くことをお聞きし、これ幸いと便乗させて頂くことにしました。 
憧れの日高の山に初挑戦です。
 前日は、剣山山麓の剣小屋にお世話になりました。
 登山口を目指して、よく整備された林道を進みます。 別荘のような立派な小屋の横を過ぎてしばらく行くと左折する分岐があり、そこが登山口へ向かう分岐点です。 分岐点にある看板は、字がかすれて見えにくくなっていますので、通りすぎないように注意しましょう。
 登山口の第一土場には、すでに2〜3台の車が駐車していました。 登山口の奥には、よく手入れが行き届いたトイレがあります。 今回はトイレットぺーパーまで備え付けてありました。
 入山届けのボックスに書き込んで、いよいよ出発です。
 第二土場までは、ゆるやかな林道歩きとなります。 第二土場までは普通車でも進入可能ですが、両脇のブッシュと深い轍を考えれば、車が傷んでもかまわない人以外は、進入しない方が良いでしょう。 第二土場を過ぎると、すぐ渓流沿いの道となり最初の丸太橋を渡ります。 最初の丸太橋は丸太の上に板が渡してあり、簡単に通過出来ます。 さらに10分程行くと第二の丸太橋となりますが、この丸太橋は細い丸太が3本だけで、登山靴で渡るにはとてもスリルがあります。 かなり滑りますので、バランスを崩さないように慎重に渡りましょう。 第二の丸太橋を渡って約1時間は、渓流沿いの踏み跡を慎重に進みます。 数カ所道が不鮮明な所もありますが、近くの岩や木に目印となる赤いペンキがありますので注意しながら進みましょう。
 やがて斜面が迫ってきて、尾根取り付きとなります。 途中で出会った地元の方によると、ここは「水場」とも呼ばれているそうで、冷たい渓流の水で顔を洗えば生き返ります。
 ここからしばらくは、ジグを切りながらの登山道となりますが、結構キツイ登りが続きます。 途中までは笹の切り分け道が続きますが、やがてほぼ真っ直ぐ尾根を目指すような直登となり、この直登が約1時間以上も続き、一気に全身の体力を奪っていきます。
 
 やがて、登山道は直登へと変わって、全身から汗が噴き出て来ます。 途中で、アルファベットで「M」と書いたヘルメットを被った老人の方が下山してきました。 後で登山者名簿を見ると年齢がなんと79才。 年齢を感じさせない足取りで、30年後のsakagさんやKさんを見たような気分でした。 辛い直登の途中には、白いシラネアオイの群落や、「キツツキの食堂?」があって、一服の清涼剤となってくれます。
 尾根取り付きから約2時間半で、ようやく尾根に出ることが出来ました。 ここからは、間近に迫る山頂を眺めながらハイマツの中を進みます。
 目指す頂上には、 かすかに人影が見えていて、先に到着している同行者のカントリーマンさんが手を振ってくれているようです。 
 出発から約4時間と、大幅に予定到着時間を過ぎてからの山頂到着となりました。 幸い好天に恵まれ、頂上からの大展望を楽しむことは出来ましたが、若干遠くの山には霞がかかり、やや不鮮明なのが残念です。

 山頂でゆっくりと食事を取りながら雄大な山容を楽しみ、下山しました。
流石に、最後の直登はハードだったようで、下山時にしばらくぶりに足にダメージを感じて、慎重に下山しました。
まだまだ、鍛え方が足りないようです。

 下山後は、嵐山山荘にて汗を流しました。 温泉ではありませんが、清潔で心地よい。 それに、入浴料金はなんと銭湯より安い260円でした。
 

山頂からの展望






   山の目次へ