日勝ピーク 日勝トンネルコース 1445メートル
                                               2005. 04.16  


コースタイム(休憩時間を含む)

登山日 2005年04月16日
 日勝トンネル駐車帯 10:33  1300メートル地点 11:37   日勝ピーク  12:10 
  『登り 1時間07分』
日勝ピーク  13:03   1300メートル地点 13:26  日勝トンネル駐車帯 13:46
『下り 43分』

【ひとくちメモ】

 登山口は、日勝トンネル脇の駐車帯となります。 除雪が行き届いていて充分な駐車スペースがあり、安心して車を駐めることが
出来ますが、トイレはありませんので事前に済ませておきましょう。
 斜面は広く、木も疎らなので、それなりのスキーテクニックを持っている人には存分に滑りを楽しむことが出来ます。 私のように
ウルトラボーゲンが得意?!のスキーヤーにはなかなか手強い斜面ですからご注意下さい。
 真冬は風が強く寒いとのことですから、充分風と寒さに対する備えが必要かと思います。

写真提供 フェルさん <(_ _)>


  
 今回の山行は、雪を求めつつ、山小屋での宴会を楽しもうという趣向です。 メンバーは、いつものレギュラーメンバーのMarikkaさん、あかねさん、Minoさん、そしてフェルさんです。 天気予報によると、青空も期待出来そうですが、車の窓から見える山は黄砂の影響か、霞んではっきりとしません。 
 今年のはっきりしない週末の天気からすれば、まあ青空だけでも充分満足ですが...........




 今日は、残り少ない雪を求めて日勝峠の日勝トンネル上部の日勝ピークを目指すことになりました。 標高は1445メートルとかなり高い山なのですが、正式な名前はなく、普通「日勝ピーク」と呼ばれているようです。 トンネルの入り口横の駐車帯に駐車して、身支度を調えます。 トンネル横の斜面には、先行者が数名見えており、その他にも沢山のスキーの跡が残っています。 今日は天候にも恵まれ、トンネルの斜め上には、目指す日勝ピークが青空をバックに白く輝いています。




 トンネルの直ぐ脇の登り口はなかなかの斜度ですが、登り切ると緩やかで広々とした大斜面が広がっています。 上の斜面には沢山のスキーヤーが広い斜面を縦横無尽に滑りを楽しんでいます。 広い斜面は、最初は緩やかな斜面で、ゆっくりと頂上を目指して直線的に登っていきますが、次第に斜度が急になり、一気に汗が噴き出します。 標高が上がるに従って風が少し出てきましたが、汗ばんだ体には丁度良い涼しさです。


 

  今日は、天気が良いのですが、数日前から道内各地で観察されている黄砂の影響か、遠くは霞んでいて、天望はイマイチですが、近くの山々は白い稜線を輝かせています。頂上の斜面が近づくにつれて、斜度はどんどん急になり、斜面をジグを切らなければならなくなって来ました。 この斜面の角度では、私のスキーの腕前では帰りはかなり「苦戦」しそうです。 帰りの斜滑降用の斜面を探しつつ、最後の斜面を喘ぎながら登っていきます。 登っている横の斜面をスキーヤーが、見事なテレマークでスタイルで次々に豪快に滑り降りていきます。




 ようやく斜面を登り切ると、ハイ松が顔を出している頂上に到着です。 夏の登山道が無く、正式な名前も無いため山頂には標識もなく、少々寂しいですが、頂上の奥には沙流岳が白い稜線を見せていました。 頂上から付近の山の名前を確認し、記念写真を撮った後、風を避けて頂上下の斜面でランチタイムです。 恒例の山頂ビールで乾杯した後、山並みを楽しみながらゆっくりと昼食を取りました。 午後1時過ぎに山頂を出発し、一気にトンネル駐車帯を目指しますが、予想したとおり堅めの急斜面に手こずり、なかなか上手くスキーに「乗る」事が出来ません。 ウルトラボーゲンと斜滑降でズルズルと斜面を這いずりながら、やっとの事で、駐車帯に到着です。 条件が悪くなると、やはり「付け焼き刃」のスキーテクニックは役に立たないようで、来シーズンに向けて大きな課題となりました。




 下山後は、清水町の「剣小屋」へ向かい、貸し切り状態で夕食兼反省会(単なる宴会とも言う)を楽しみました。 翌日は、近くの山へ行く予定でしたが、翌朝目覚めると雪が舞っていて、天気予報は「曇り時々雨」の予報。 一気にテンションが下がり、温泉&グルメの旅に変更し、しばらくぶりのトムラウシ温泉で雪の舞う露天風呂を楽しみ、鹿追の話題のランチバイキングを楽しんで帰宅しました。

 今回は、同行した皆さんのおかげで楽しい週末となりました。




 つかの間の青空をバックに春の緑の奥に白く輝く日高の山々。

日勝ピークへのアプローチGPSトラック





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